id か class か その 2
さっきのの続き。
クラスベースのオブジェクト指向プログラミングのアナロジーでいくと、class 属性はクラスであり、id 属性は特定のインスタンス (を参照する変数の名前) となる。
俺はヘッダやフッタは文章の本文ではない部分
というクラスのインスタンスに過ぎないと思っているので、header/footer を id 属性とすることを厭わない (し、それ以上に文章の本文ではない部分
というクラスを表す class 属性を付けることのほうを重要視する)。
ヘッダやフッタがそれ自身ひとつのクラスになると思う人にとっては、header/footer を class 属性にするという選択肢も与えられる。この場合ヘッダ要素はヘッダクラスのシングルトンインスタンスになるので、id="header"
もありだし、class="header"
もありだし、両方ともというのもありだろう。
しかし、今のところ俺はヘッダ・フッタをクラスとしては認めない。ある要素がヘッダである
ということは、その要素は本文ではない
という事実のほかにその要素は文章の頭にある
という情報しか提供しない。要素がどこにあるかというような物理的特長を class としてマークアップするのは HTML の趣旨ではないと俺は考える。
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