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2012年5月13日 (日)

トロントの道路交通

仕事でトロントに滞在し始めて早一ヶ月半になる。せっかく外国に来たので、道路の様子でも書こうと思う。

まず、トロントの道路は日本よりも汚い。雪が降ることと関係あるのかはよくわからないが、アスファルトは大概白っぽく変色している。日本の道路は、よほど予算が余っているのか、少しでも凸凹ができるとすぐに修復されるが、トロントでは大体ほったらかしである。

道路が汚く、また殆どの人は洗車をしないので車体も汚く、よって道路上の物体の視認性はあまり良くない。そのためか、ほとんどの自動車は昼間でもヘッドライトを点けて走行している。日本では尾灯を点けないままヘッドライトを点けられる車は少ないと思われるが、こちらではそういうタイプの車が普及しているようだ。また赤いブレーキライトがウィンカーを兼ねている自動車も多い。

トロント市の中心地は交通量も多いが、不便を感じるほどの渋滞はあまり見られない。路上駐車も多く、片側二車線の幹線道路の両端一車線づつが駐車で埋まっていることもあるが、それでも車は流れている。路上駐車の多さは駐車場の少なさの裏返しということで、この辺りは東京に似たような事情なのだろう。住宅地に行くと、それぞれの家の敷地には駐車場がなく、皆家の前の道路上に自家用車を駐めている所も多い。駐めるところがなければ道路に駐めればよかろうということなのだろう。日本では路上駐車が渋滞の原因になっているなどといってたまにメディアで取り上げられることがあるが、駐車が多いことよりも道路が狭いことのほうが日本の道路の問題なのだろうと思った。

トロントの自転車乗りは皆交通ルールを知っていて、ちゃんと歩道ではなく車道の端を走っている。車道では路上駐車があったり路面電車が走っていたりして自転車にとって走りやすい環境ではないが、それでも歩道に出てくるような人は見られない。日本では自転車が車道を走ると危険だという意見もあるが、それは単に自転車乗りが歩道の快適さ・安全さに慣れてしまって車道を走る心構えができていないだけだろう。また日本では自転車の右折は常に二段階だが、トロントでは必ずしもそうではなく、大通りの交差点の真ん中で自転車が左折するために待つということもある。

トロントにもボタン式信号のついた横断歩道があちこちにある。しかし日本と違って、ボタンを押すと黄色に点滅する灯火の信号になっている。信号はすぐに点滅するので、歩行者が横断できるようになるまで日本のように信号が変わるのを待つ必要はない。また、歩行者が横断を終えたら信号がまだ点滅していても車は通過して良いことになっているらしく、車のほうが無駄に赤信号を待たねばならないこともない。この仕組みはとても良いので、ぜひ日本でも導入してほしいものだ。

最後に、トロントには All-way と書かれた一時停止標識がある。これは一つの交差点で全ての方向からの進入に対して一時停止を強制するもので、どの方向も対等に (交差点に入った順番に) 優先権を得る。この形式の交差点は全ての自動車が必ず停まるので、歩行者が横断歩道を渡りやすい。

上に書いたことのうち、どこまでがトロントに固有のことでどこからがオンタリオ州やカナダ全体に当てはまることかは知らないが、all-way 一時停止標識はアメリカにもあるらしいので、広く普及しているのだろう。

おまけ: トロントにも郭公の鳴く交差点がある。

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