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2007年5月 1日 (火)

有効活用されない XHTML

XML アプリケーションとして定義されているにも関わらず、実際にはほとんど XML アプリケーションとして扱われていない XHTML。こんな現状では XHTML の利点なんて見出すことは難しかろう。

XHTML は XML アプリケーションなんだから、XML アプリケーションとして扱われるべきものである。XHTML を読み書きするプログラムは、直接 XHTML ソースを吐き出したり解析したりするのではなく、汎用の XML 出力プログラムやパーサを介して XHTML ソースを扱うのが筋だ。そうすれば、少なくとも整形式でないソースが出力されるなどということはありえないし、< が参照に置き換えられずに出力されてしまうとか & が二回置き換えられて &amp; になってしまうとかそういう問題も起こらない。XHTML ソースが valid であるかどうかを検証するのも、汎用の XML 処理ライブラリがあれば簡単にできるはずだ。

ところが、いまだに多くのプログラムは XHTML を単なる HTML の亜種としかみなしていない。XHTML ソースの入出力ルーチンは HTML 用のものを少し手直ししただけのものが平気で使われている。これでは XHTML の XML アプリケーションとしての利点が活かせるわけがない。

今の XHTML は HTML を XML アプリケーションとして定義し直しただけのものであるから、XHTML の XML アプリケーションとしての利点を活かせない以上、XHTML の HTML に対する利点など見出すこともまた不可能である。

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