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2007年11月 5日 (月)

これはただの乱数の種です - 「データ」と「情報」の狭間

情報系の多くの人が気づいていると思うけれど、疑似乱数生成のアルゴリズムが公開されていれば、種を伝えるだけで歌詞を伝えることができる。

ふむふむ。では、次のようなプログラムを考えよう:

プログラムへの入力
任意の有限ビット列 X
プログラムの出力
特定の乱数生成器が出力乱数列としてビット列 X (で始まるビット列) を出力するような、乱数の種

このようなプログラムがあれば、元のデータそのものをやり取りしなくても、そのデータを作り出す元になる種を伝えるだけでよくなる。種を受け取った人は、乱数生成器にその種を入力すれば元のデータを復元できる。

後は、その種が種であることがばれないように偽装させれば、やばいものを送受信してもばれないというわけだ。ひゃっほー!!

これはただのテキストファイルです。え、これを unxxx して音楽プレーヤで開くと JASRAC が管理している楽曲が聞こえてくるって? やだなぁ、偶然ですよ、偶然。へんなこじつけは止めてくださいよ。

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コメント

すごい圧縮アルゴリズムの誕生ですね!特許とりましょう!特許とりましょう!
って言うと,奥村先生に怒られちゃうので自重します!

投稿: mrkn | 2007年11月 7日 (水) 19時59分

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» [数学][圧縮][乱数]任意の n ビットの列を n - 1 ビット以下の列に圧縮するアルゴリズムは存在しない [ドレッシングのような]
まじかんと雑記さんが僕のトラックバックに反応してくれて,とてもうれしい限りです.嬉しくて嬉しくて調子乗ってコメントしてきました!!! では、次のようなプログラムを考えよう: プログラムへの入力 任意の有限ビット列 X プログラムの出力 特定の乱数生成器が出力乱数... [続きを読む]

受信: 2007年11月 7日 (水) 20時16分

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