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2008年9月14日 (日)

べた

最近、陳腐とか平凡といった意味でべたという言葉が使っているのをよく見かけるようになった。

日本語俗語辞書のべたの項にはべたとはもともと「そのまま」という意味で使われた言葉である。ここから「特別でない」「ありきたり」といった意味を持つようになるとあるが、何か違う気がする。

大概の国語辞典には、べたは隙間なく全面的にというような意味の言葉として載っている。おそらくべたっとひっつくべたから来ているのだろう。用例として、べた組・べた一面・べた塗などが思い浮かぶ。大辞林にはこの意味で漱石がべたを用いた例が載っているので、この意味が割と古くからあることは間違いない。

俺の推察が正しければ、そこから深く考えずに単純に物事を行う様をも意味するようになったのだろう。べた褒めという用例はどちらの意味にも取れる。そこから更に転じて深く考えずに導きだした結果すなわち陳腐・凡庸という意味になったのではないか。

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