震災 14 年
当時 9 歳。あの夜は風邪で寝込んでいたことや、揺れの直後に隣の部屋から父方の祖父が大丈夫かと飛び込んできたことや、一階で大人たちが割れた食器類をガチャガチャ片付ける音を二階の部屋で朦朧としつつ聞いていたことや、一階に寝ていた両親と妹の真横に箪笥の上からワープロ専用機が落ちてきて危うかったことや、(そのワープロはその後数年間も現役だったことや、) 尼崎の我が家は築数年でびくともしなかったが灘区にある母方の祖父母の家は一階がぺしゃんこになったが幸いにも二人とも二階にいて無事だったことや、電話不通の中両親が二日掛けてその祖父母の家まで車で往復しそのことを伝えてきたことや、その後祖父母は数箇月間の避難所生活の後に仮設住宅に移ったことなども俺は何時か忘れてしまうのだろうか。
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