テレビ番組等感想 その 224: 正字正假名アニメとしての化物語
化物語第 7 回。なるほどあの本の群れは鼻血に染まったために赤かったのか (ってそれは別のアニメ)。
本編に出てくる日本語の文字が正字正假名遣ひ (いはゆる舊字體・歴史的假名遣ひ) になってゐるアニメ化物語。ところどころ略字體・現代假名遣ひが混じってしまってゐて、正字正假名を知る人間はどうしても粗探しして論ひたくなってしまふけれども、その前に、演出の一環とはいへ正字正假名を現代アニメの中で大大的に用ゐようとする試みをまづ評價・歡迎すべきなのではないか。
シャフト獨特のどぎつい演出の中でしかその存在を認められないのは殘念だけれども、この番組を見て少しでも正字正假名に興味を持つ人が増えれば儲け物だよね。
といふか、略字體・現代假名遣ひが混じってゐるのはたぶん最初に略字體・現代假名遣ひで書いて後から直してゐるからなんだらうね。この文章もさうやって書いてゐるけれど、直し忘れがありさうで怖い。
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