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2009年10月 1日 (木)

文章の書き方・議論の仕方

文章を誤読されたくなければ、誤読の余地のない文章を書けばよい。文章を批判されたくなければ、批判の余地のない文章を書けばよい。

文章に書かれていることを読み取ることよりも、文章に書かれていないことを読み取ることの方が難しい。行間や文脈を読まなければ筆者の真意が汲み取れないような文章は分かりやすい文章とは言えない。まして、書かれていることと筆者の真意が異なっているような文章から筆者の真意を読み取ることなどできる筈もない。

自己の主張を批判されたら、先ずはその批判が妥当であるかどうか検討する必要がある。自分に対する批判が妥当かどうか見極めることは、自分の主張が妥当かどうか見極めることでもある。ところが、自分のやっていることはすべて正しいと信じ切っている人は、それができない。だから、批判の内容に対して反論するのではなく、自分を批判してきたという事実あるいは完璧たる (はずの) 自分自身に楯突いた相手の態度に対して反論してしまう。

見当違いの批判をされたり、相手が話題を逸らしてきたりしたときは、さらりとそれを受け流さないといけない。反論すべからざる言い掛かりに反論すると喧嘩が始まる。

自分の主張の誤りに気付いた時は、素直にそれを認めるか黙って引き下がるのが紳士淑女の嗜みだろう。議論に負けることは別に恥づかしいことではない。争う以上は勝つものと負けるものとがあるのだ。

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