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2012年7月 2日 (月)

テレビ番組等感想 その 388: 2012 年第 2 四半期の纏め

例によって大体おもしろかった順。

謎の彼女 X
文句無しの傑作。涎を嘗めることで感情を伝え合うというギミックで神秘的な雰囲気を出しつつも、話の中心にあるのは主人公カップルの素朴な恋愛感情。それをアコースティック主体のノスタルジックな音楽が守り立てる。主題歌も二曲とも良作で、CD が発売されないことが惜しまれる。
這いよれ! ニャル子さん
初めのうちは本当にカオスな感じだったが、話が進むに連れどんどん恋愛路線に。しかし俺としてはシリーズ後半の方がおもしろかったと感じる。何だかんだ言って、ニャル子は魅力的なヒロインだ。
つり球
清清しい色使いとか江ノ島丼などのキーアイテムとかちょっと気の抜けた音楽とか演出の印象が強すぎて話があまり頭に入ってこなかったが、まあそれもありかな。
咲 阿知賀編
シリーズ構成が変則的で盛り上がりどころが分かりにくかった。表現規制に対する抵抗の努力は認める。
Fate/Zero
止め処なく吐かれる台詞でとことんまで盛り上げておきながら終わらせるときは途方もない映像で圧倒してくるという容赦の無い演出が、このアニメに悲壮さを最も齎していたように思われる。
黄昏乙女アムネジア
前半は何がしたいのかよく分からない感じだったが後半になると奇怪な演出がヒロインの複雑な心情を表現するようになり久久に愉しめるシリアスな話になった。
坂道のアポロン
予想通りの青春物語だった。いやノイタミナにしてはむしろ普通過ぎたかもしれない。
めだかボックス
最初はおもしろい気もしたが気が付けば謎の少年漫画に。結局めだかちゃんに主人公としての魅力を見出せなかった。
君と僕。2
気が付いたら終わっていた。つまらないわけではないが、演出にインパクトの無い作風なので、やはり印象は薄い。

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