テレビ番組等感想 その 440: 2014 年第 1 四半期の纏め
今期の深夜アニメは豊作だった気がする。といふか良い作品が多くて却って印象的なものが少ない。また今期の主題歌も良曲が多い。
例によって大体おもしろかった順。
- 未確認で進行形
- 日常コメディをやってゐるうちはとてもおもしろい。シリアスな場面が恋愛の発展やコメディと噛み合ってゐないのが惜しい。
- 東京レイヴンズ
- いかにも次期シリーズに続きますよといふ感じで終はってしまったが、ラブコメ要素もあるバトルものとして全体的に盛り上がりを失することなく楽しめる番組だった。コンかはいい。
- ノラガミ
- 話を膨らますのがやり難さうな設定だったような印象があったが、ちゃんとシリアスな話をやれてゐたと思ふ。
- 桜 Trick
- 百合アニメなんだけれども、出て来る百合要素は行き過ぎた友情の体現としてのディープキスくらゐしかないので、基本的に日常系コメディとして見られる作品。
- とある飛空士への恋歌
- なぜか自分の中では評価の高い番組。きっとキャラに変に愛着が沸いたのでせう。ストーリーは結構べただけれども話の進め方 (設定の明かし方) は上手かったと思ふ。
- キルラキル
- 雰囲気が凄すぎて見てゐる側がむしろ疲れるアニメだった。(もう歳かな……)
- 凪のあすから
- 作中に大きな行事や出来事もいくつかあったものの大体いつも BGM が存在感を消してゐるので、見る側の耳は台詞と効果音に集中させられる。話は、小中学生にこんな重たい恋をさせるんだなぁといふのがどうしても最後まで引っ掛かって、最後まで見てゐるのが辛かった。
- 世界征服: 謀略のズヴィズダー
- 今期のほっぺたアニメ。あまりストーリーについては深く考へずに緩いコメディとして見るとよし。
- いなり、こんこん、恋いろは。
- 今期のブヒ枠 (何故か一般的にはさう思はれてゐない様だが……)。ストーリーはまあまあ。コンかはいい。
- ノブナガン
- 良作。しおの声や表情がかはいい。話もちゃんとしてゐたと思ふ。少女主人公のバトルものって意外に久し振りだった気がする。
- スペースダンディ
- 音楽アニメ。ストーリーは雰囲気を楽しむためのもの。QT の声がかはいい。
- ディーふらぐ!
- 高校生といふ設定なのにやってゐることが中学生っぽいんだよなぁ……。おもしろかったからいいけれども。
- バディコンプレックス
- カップリングといふキーワードだけが世間では取り沙汰されてしまったが、中盤以降はしっかり話が盛り上がった。時間転移の設定が最低限の伏線回収程度にしか活かされなかったのが惜しい。
- ゴールデンタイム
- 大学生の恋愛を描く作品はなぜか多くないけれども、やらうと思へば普通にできるぢゃないか。とらドラ! よりも重たい話になったけれども、人格障害の設定をうまく話の展開に載せられてゐたと思ふ。といっても、登場人物がそれほど好みではないのであまり気には入らなかった。
- ストライク・ザ・ブラッド
- 主題歌のかっこよさと女の子のかはいさで乗り切った作品。
- ウィザード・バリスターズ: 弁魔士セシル
- 雰囲気は良いのだがあまりおもしろみを実感できなかった作品。魔法使ひの裁判といふ目新しい設定をうまく調理できてをらず、争ひを決着させる方法として結局魔法バトルに頼ってしまってゐる。
- 最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。
- 序盤は幽霊に振り回される妹に振り回される兄といふ二段のねたが機能して頑張ってゐたが、中盤以降は殆ど普通のラブコメだった。
- Wake Up, Girls!
- わざとやってゐるのか分からんが、全体的に趣向がをっさん向けなんだよなぁ。そして全体的に作画レベルが辛い。脚本の方向性は否定しないが、今一つドラマ性の濃さが足りない。
- 生徒会役員共*
- どうしてこの作品はネタが切れないのか。
- お姉ちゃんが来た
- よくある五分コメディ。今期のほっぺたアニメ。
- となりの関くん
- 10 分番組ではなく 7 分番組だったら話がテンポよく進んでもっとおもしろくなったと思ふ。
- プピポー!
- 五分アニメにしてはストーリー性があり、むしろ 30 分× 2 回のやうな構成でもよかったやうな。内容はまづまづ。
- ウィッチクラフトワークス
- 一往見てゐたけれども後半は話が頭に入ってゐない。色色戦ってゐたけれども、何の為に何と戦ってゐたのか。
- 魔法戦争
- 主人公たちの家族の不和の話なんだからもっとドラマ的におもしろくなってもよいはずなのだが、ただ襲ってくる敵と戦はされてゐるだけにしか見えないのは、不和・抗争の背景となる事情の描き方が下手なんだらう。
- 中二病でも恋がしたい! 戀
- 一往見てゐたけれども、頑張って話を作ってゐるなあといふ程度の印象。
- Pupa
- 70-80 年代にかういふをかしなノリのヨーロッパ映画がなかったっけとか思ひながら見てゐたけれども、シュールさが目立つばかりに他の面は理解できなかった。シリーズ構成といふものの意義について考へさせられる。
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