テレビ番組等感想 その 442: 2014 年第 3 四半期の纏め
今期は豊作だった様に感じるが、真面目に見てゐる番組の数はどんどん減ってゐる。
- アルドノア・ゼロ (第 1 期)
- 火星人が圧倒的な戦力で地球を攻めてくるといふところから始まって、地球人が反撃して遂に一往戦闘を終はらせるところまで、ずっと目が離せない展開だった (のだが、この番組は片手間に見てゐることが多くてちょっと後悔してゐる)。主人公の伊奈帆君が常に冷静である (ことを装ってゐる) のがこの手の戦争もののマンネリズムを脱してゐて、視聴者にとっては話の大局的展開に集中しやすかったと思ふ。
- 月刊少女野崎くん
- 始終笑はせてもらった。そして千代ちゃんの百面相がかはいい。
- ハナヤマタ
- 良作。いしづかさんに吉田さんに渡辺さんがゐればそりゃ失敗するはずないわ。そしてよさこいはもっと流行っていいのではないか。
- ばらかもん
- 今期のほのぼの枠。すばらしい田舎アニメだった。田舎の人ほんまにみんな優しいなぁ……。
- 六畳間の侵略者!?
- 今期のほっぺた枠・ほのぼの枠。本当に皆さん素晴らしいほっぺたをお持ちで。ハーレム物なのにめんどくさい三角関係や色恋沙汰に頼らずに話が成立してゐて感心する。
- 普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。
- 今期のほっぺた枠・ほのぼの枠。
ろこどる
といふテーマが珍しくて世間では受けが悪かったのだらうか。でも俺は名和監督の丁寧な作風が好きなんだな。 - まじもじるるも
- 今期のほのぼの枠。下ねたが頻出する割にはほとんど下品さを感じない不思議な番組。大体はるるもさんの健気さと いとほしさのためだ。
- 東京 ESP
- 文字通り体を張ったバトルシーンは登場人物の真剣さを伝へるに余りある迫力。話の筋は右往左往する感じで、もう少し分かりやすくならなかったのかと。
- スペース☆ダンディ 第 2 期
- 前期より抽象的な話が増えた? 今期もサントラが楽しみ。
- さばげぶっ!
- いやぁ本当に下種い駄ニメでしたね。……一往褒めてゐますよ。
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!
- 門脇さんの声を楽しむ番組。話はまあまあ。絵も頑張ってゐたんだらうけどあまり良く見てゐない。
- モモキュンソード
- をっさん向けアニメ。内容的には変にネタを仕込まうとして失敗したりすることなく安定してゐたと思ふ。BGM も古めの味があって良かった。一曲でも耳に残る BGM があるだけで印象は随分違ふものだ。
- 東京喰種トーキョーグール
- 一般人から蔑視し迫害されるグールあるいは敵対し合ふグールの集団といふ設定にしては、もっとうまい話の展開の仕方があったらうに。金木君が戸惑ってゐる内に事態がどんどん悪化してゆくといふ追ひ込み方は買ふが、結末として彼が臆病さを克服しただけに見えるのは寂しい。
- キャプテン・アース
- 小難しい設定が多いし、結末に辿り着くまでに話が二転三転してゐるやうな気がするが、まあそれでも貶すほどではないかな。
- ひめゴト
- 人を男の娘属性に目覚めさせかねない危険な作品。
- 残響のテロル
- サスペンスとしては割合おもしろかったがドラマとしては内容が薄い。登場人物の動機はある程度説明されるけれども感情や性格を描写しないから皆ただの人形に見えるんだな。
- アオハライド
- 最初の三話位は見てゐるのが辛かったが中盤辺りからは見られる様になった。
- グラスリップ
- 解釈を視聴者の感性に委ねてくる作品はやっぱり苦手やねん……。
- 人生
- キャラクタデザインはいいのだが脚本に興味を惹かれずあまり見てゐなかった。
- リプライハマトラ
- 最近の岸監督の作品は当たりが少ない……。どうもただ登場人物にバトルしたり事件を起こしたりさせたいだけの話に見えてしまって、あまり良く観てゐなかった。でもオープニング主題歌は割と好きだった。
- 精霊使いの剣舞
- ごめんなさい、全然付いて行けませんでした。原作を知ってゐると多分評価が違ったのでせう。主題歌は良かったと思ひます。
- Rail Wars!
- やりたいことは分かるけれども、登場人物がちょっと若過ぎて白ける。派手なアクションをかますにしても女子の色気をちらつかせるにしてもあと 3-5 歳位上だった方が現実味がある。鉄道アニメとしてはそこそこ頑張ってゐたと思ふ。
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